株主・投資家の皆様には、ますますご清祥のこととお慶び申しあげます。
さて、日本経済は、欧州債務問題の影響による海外景気減速のなか、円高・デフレが継続し、輸出の低迷、個人消費も総じて停滞感から脱せない状況から、政権交代を期にデフレ脱却に向けた施策を好感する形で株高・円安に振れ、“三本の矢”により景気回復に期待を抱かせる状況で推移いたしました。
このような状況のなかで、当社は東日本大震災からの復興を掲げ、生産・業務の効率化を目的に生産拠点の集約化を図り、新たな体制にてスタートいたしました。
本年は創立92年の節目にあたり、現在取り組んでいる業務改善活動を浸透させ、徹底した諸経費の削減を進めるとともに、主力であります高品質・高付加価値の精密加工製品の更なる拡販を目指し、市場の変化に対応した品質・価格・納期等の競争力強化と顧客満足度の向上に全力を傾注する所存でございます。
また、熱処理技術のノウハウを活かした工作機械部品などの新たな製品にも取り組んでまいります。
株主・投資家の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。
平成29年6月
代表取締役社長
清野芳彰
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